創作+写真

向こう岸の景色

 元気ですか?私がいるところは今、とてもきれいな花が咲いていますよ。

 寒くもないし、暗くもないので安心してください。

 ここからは君たちの姿もよく見えます。

 私は いつも 君たちの 近くに いるのです。

 この場所は 君たちに一番とおくて

 一番ちかいところですから。

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さようならのきもち

 もう行かなくちゃ

 時間一杯、楽しかったね

 特別なことは、そんなになくて

 嫌な事も いいことも とりあえず半分ずつだったような気がする

 

 どうか泣かないで

 姿が見えなくなっても

 キミが思い出してくれる限り

 ここに 側にいることができるから

 

 誰かに話したっていい

 くだらないことだと笑うだろうけど それでも

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日没まで待って

 このまま何もなくてもいい

 何も話さなくたっていいの

 そこにキミといるだけで十分なんだ

 そこに二人でいることが重要なの

 それが許されないなんて そんなことも全く無くて

 ケンカだってアリなんだけど

 せっそーなしだろうが 気の向くままでも構わない

 ただ まだ少し踏み込むだけの何かが足りない

 それは僕(私)も同じこと

 だから もう少しここにいよう こうしていよう

 地球が丸いんだな、ってことがちょっとだけ分かる この場所で

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「だって小父さま、あたし

寂しかったんですもの。どんなにこの場所があったかくっても、ダメ。小父さまの御傍がいっとう好きな場所なのよ」

 彼女はそう私の耳元で囁いた。

 つい。と音もなく立ち上がると、彼女は音無きリズムで階段を軽やかに駆け上がった。仕方なく私は彼女を追って階段を登った。

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